川瀬白秋(読み)かわせ はくしゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川瀬白秋」の解説

川瀬白秋 かわせ-はくしゅう

1930-2013 昭和後期-平成時代の箏曲(そうきょく)・胡弓(こきゅう)演奏家。
昭和5年4月25日生まれ。母の前田白秋に箏曲,胡弓を,川瀬里子に九州地歌を,岩井真吾に声楽,作曲をまなぶ。昭和38年2代白秋を襲名し,生田流白秋会家元となる。平成11年胡弓独奏「鶴の巣ごもり」などで芸術選奨。16年歌舞伎下座における三曲演奏とくに胡弓のすぐれた技術,ならびに「楊貴妃(ようきひ)」「二枚櫛(にまいぐし)」の作曲・演奏で芸術院賞。平成25年7月31日死去。83歳。東京出身。都立駒場高卒。本名は薫(かおる)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android