川狩(読み)カワガリ

デジタル大辞泉 「川狩」の意味・読み・例文・類語

かわ‐がり〔かは‐〕【川狩(り)】

川で、水をせき止めたり、投網を打ったりして魚を捕ること。川猟。 夏》「―や楼上の人の見知りがほ蕪村
木材を、いかだに組まずに、1本ずつ上流から流し送ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「川狩」の意味・読み・例文・類語

かわ‐がりかは‥【川狩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 川で魚をとること。川を干したり、かいぼりや投網(とあみ)などの方法で魚をとること。川猟。川せせり。川殺生。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「師高折節河狩(カハガリ)して遊びけり」(出典源平盛衰記(14C前)六)
  3. 木材を編束しないで、一本ずつを管流(くだなが)しする作業。筏(いかだ)に組んで流送する以前の運材作業。〔大川狩定法(木曾山)(1830)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android