日本歴史地名大系 「川越島村」の解説 川越島村かわごえしまむら 静岡県:浜松市旧長上郡・豊田郡地区川越島村[現在地名]浜松市国吉町(くによしちよう)国吉村の東、天竜川右岸に位置する小村。豊田郡に属する。「遠江国風土記伝」によれば、地名は旧天竜川の渡渉場に由来するという。元禄郷帳はカワゴジマと振仮名を付す。松平忠頼領郷村帳では河越島村として高三一石余、畑四〇町一反余、うち川成二二石余。元和三年(一六一七)の水野重仲知行目録には「かわこ島村」とみえる。領主の変遷は中野町(なかのまち)村と同じ。元禄一一年(一六九八)七月二四日・二五日の大風雨により、二七日になって当村の堤が切れ、家の軒まで七、八尺埋まったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by