川路竜子(読み)かわじ りゅうこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川路竜子」の解説

川路竜子 かわじ-りゅうこ

1915-1996 昭和時代女優
大正4年8月23日生まれ。昭和6年東京松竹楽劇部(のちのSKD)にはいる。日舞を得意とし,男役で人気スターとなる。戦後もSKD大幹部として活躍,レビュー人気をたかめた。40年引退。この間「女三四郎」などの映画にも出演。平成8年4月20日死去。80歳。東京出身。本名は千葉柳(りゅう)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の川路竜子の言及

【少女歌劇】より

…しかし,戦争の激化とともに,やはり苦しい道を歩むこととなり,44年には同歌劇団を解消して松竹芸能本部女子挺身隊を結成した。第2次世界大戦後の45年10月から松竹歌劇団(SKD)として再出発し,川路竜子,小月冴子,曙ゆりらがトップスターとして活躍した。松竹歌劇団も,ややその雰囲気が庶民的,東京下町的といわれる点を別にすれば,スター中心主義といい,華やかなレビュー形式といい,その歴史を通じて,宝塚歌劇と本質的な違いはないが,とくに戦後の松竹歌劇団は,浅草国際劇場という大劇場の利点をひきだして,よりスペクタクル的で大仕掛けな舞台をつくり出している。…

※「川路竜子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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