巣本村(読み)すもとむら

日本歴史地名大系 「巣本村」の解説

巣本村
すもとむら

[現在地名]門真市北巣本きたすもと町・巣本・宮前みやまえ

上馬伏かみまぶし村の東にあり、寝屋川右岸の平坦地。対岸萱島流作かやしまりゆうさく新田(現寝屋川市)、南は岸和田きしわだ村。南境を清滝きよたき街道が東西に通る。深野ふこの(現大東市)干拓以前はその北岸にあたる。江戸時代を通じて当村の庄屋であり、昭和の農地改革に至るまで一村一地主であった松本家の開発になると伝える。承応二年(一六五三)の同家の家督譲状(「門真町史」所収)には、巣本村は昔は河原であったこと、五代前(明応―文亀頃にあたるか)からの開拓の由来、土地は度々の検地で同家一人の所持となっており、この度の相続に際しても祖法を守り同家の一人に相続することが記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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