巧思(読み)こうし

精選版 日本国語大辞典 「巧思」の意味・読み・例文・類語

こう‐しカウ‥【巧思】

  1. 〘 名詞 〙 たくみな考え。
    1. [初出の実例]「雖郢輸巧思、而鉛刀尽妙乎」(出典性霊集‐四(835頃)劉庭芝集書上表)
    2. 「亦工事の帥首たる俊傑の士にして、巧思あり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    3. [その他の文献]〔南史‐張永伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巧思」の読み・字形・画数・意味

【巧思】こう(かう)し

たくみな思案。〔南史、張永伝〕永、書獵し、能くを爲(つく)り、隷書を善くし、~巧思り。~紙皆自ら營す。上(しやう)永の表を得るに、輒(すなは)ち執玩咨嗟(しさ)す。

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