精選版 日本国語大辞典 「巨勢卓軒」の意味・読み・例文・類語 こせ‐たくけん【巨勢卓軒】 江戸初期の陽明学者。名は正徳、字は子映。通称彦仙(げんせん)。京都の人。禁裡大工頭中井大和守正純の子。はじめ僧となったが、熊沢蕃山に師事して儒学を修め、仏教を排した。幕府に仕え、従五位下大和守。著に「本朝歴史略評註」「蕃山先生実録」など。元祿一四年(一七〇一)没。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「巨勢卓軒」の解説 巨勢卓軒 こせ-たくけん ?-1701 江戸時代前期の儒者。京都大工頭中井正純の子。僧から儒者となり,熊沢蕃山(ばんざん)にまなぶ。崇神排仏をとなえた。元禄(げんろく)14年7月23日死去。京都出身。名は正徳。字(あざな)は子映。通称は彦仙(げんせん)。別号に直幹。著作に「蕃山実録」「日本歴史略」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巨勢卓軒」の意味・わかりやすい解説 巨勢卓軒こせたくけん [生]? 京都[没]元禄14(1701)江戸時代中期の陽明学派の儒学者。初め僧侶となったが,のち儒学者となり,熊沢蕃山に学び,仏教を排し,神道を鼓吹した。著書『蕃山先生実録』『本朝儒家伝』。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報