差添え(読み)サシゾエ

デジタル大辞泉 「差添え」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぞえ〔‐ぞへ〕【差(し)添え】

刀に添えて腰に差す短刀脇差
付き添うこと。また、その人。付き添い。介添え。さしぞい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差添え」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぞえ‥ぞへ【差添・差副】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 太刀または打刀(うちがたな)に添えて腰にさした小さい刀。脇差(わきざし)。さしぞい。
    1. [初出の実例]「腰のさしぞへするりと抜き」(出典:御伽草子・酒呑童子(室町末))
  3. さしぞい(差添)
    1. [初出の実例]「長居してさしぞへに成ってはならぬわいのふ」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android