差首鍋村(読み)さすなべむら

日本歴史地名大系 「差首鍋村」の解説

差首鍋村
さすなべむら

[現在地名]真室川町差首鍋

大沢おおさわ村の北、大沢川の上流と同川支流西にし川・谷地やちさわ川などの流域に点在する集落の汎称で、新田本村鑑は枝郷として長里・堂地・山屋やまや中村なかむら提村・詰田沢・高田・肥太郎・大池おおいけ高坂たかさか野中大平おおだいら西川にしかわ・太郎水・沼頭の一五ヵ村をあげる。指首鍋・下鍋などとも記し、地名は砦の傍らを流れる川の所を意味するアイヌ語によるとする説もある。大沢川沿いに青沢あおさわ越が通る。同街道は北西端の峠(青沢越)を越え庄内に入り、峠下の高坂には口留番所が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android