日本歴史地名大系 「差首鍋村」の解説 差首鍋村さすなべむら 山形県:最上郡真室川町差首鍋村[現在地名]真室川町差首鍋大沢(おおさわ)村の北、大沢川の上流と同川支流西(にし)川・谷地(やち)ノ沢(さわ)川などの流域に点在する集落の汎称で、新田本村鑑は枝郷として長里・堂地・山屋(やまや)・中村(なかむら)・提村・詰田沢・高田・肥太郎・大池(おおいけ)・高坂(たかさか)・野中・大平(おおだいら)・西川(にしかわ)・太郎水・沼頭の一五ヵ村をあげる。指首鍋・下鍋などとも記し、地名は砦の傍らを流れる川の所を意味するアイヌ語によるとする説もある。大沢川沿いに青沢(あおさわ)越が通る。同街道は北西端の峠(青沢越)を越え庄内に入り、峠下の高坂には口留番所が置かれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報