デジタル大辞泉 「巳の刻」の意味・読み・例文・類語 み‐の‐こく【×巳の刻】 1 昔の時刻の名。現在の午前10時ごろ。また、その前後の2時間。または、午前10時から正午までの2時間。みのとき。2 《1日の半ばである午うまの刻よりも前であるところから》事物のまだ新しいこと。また、そのもの。みのとき。「緋縅ひをどしの鎧よろひのまだ―なるを」〈太平記・七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「巳の刻」の意味・読み・例文・類語 み【巳】 の 刻(こく) ① =み(巳)②(ハ)[初出の実例]「同十四日未剋、於同国貞盛為憲秀郷等、弃身忘命馳向射合」(出典:古事談(1212‐15頃)四)② =み(巳)の時②[初出の実例]「紺糸の鎧の、まだ巳(ミ)の尅なるを着たる武者」(出典:太平記(14C後)三四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例