市ノ蔵村(読み)いちのくらむら

日本歴史地名大系 「市ノ蔵村」の解説

市ノ蔵村
いちのくらむら

[現在地名]一宮町市之倉いちのくら

かね川の扇状地に位置し、北は新巻あらまき村・塩田しおだ村、同川を越えて南は下黒駒しもくろこま(現御坂町)。天正三年(一五七五)八月一九日の武田信綱印判状写(甲州古文書)に「市之蔵」とみえ、武田信玄の弟信綱が当地より五貫文を正覚院(現甲府市万蔵院)に寄進している。同一〇年八月一三日には有賀式部助に対して「一宮之内一之蔵」のうち有賀分八貫五〇〇文が本領として安堵された(「徳川家印判状写」記録御用所本古文書)

慶長古高帳に一ノ蔵とみえ高三三九石余、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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