市場社会主義(読み)しじょうしゃかいしゅぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市場社会主義」の意味・わかりやすい解説

市場社会主義
しじょうしゃかいしゅぎ

中央による計画経済基盤とする社会主義経済体制が,自由競争を基盤とする市場経済長所を取入れて活性化をはかろうとする経済体制。ソ連型の集惟的計画経済の行きづまりにより採用された理論で,1960年代以降,東ヨーロッパ諸国における改革派の理論的基礎となった。また,近年中国の社会主義市場経済理論も市場社会主義をひとつのモデルとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android