市松笑顔(読み)イチマツ エガオ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「市松笑顔」の解説

市松 笑顔
イチマツ エガオ


職業
漫才

本名
塚本 ソデ子(ツカモト ソデコ)

別名
トリオ名=三人奴(サンニンヤッコ),前名=天狗 いちま,出雲 小ろく,砂川 女捨丸,市松 笑美子

生年月日
大正5年 11月3日

出生地
高知県 土佐市

出身地
長崎県 島原

経歴
父の三日月太郎が長崎・島原の少女歌舞伎の座長だったことから、4歳から舞台に上り、太鼓や三味線浄瑠璃を見よう見まねで覚えた。のち父と組んで漫才を始め、戦時中は慰問隊として北海道から台湾、満州などを回る。23歳の時に一座にいた塚本やっこと駆け落ちし、東京・浅草で夫婦漫才を始める。昭和25年大阪で妹の笑美子を加えトリオ三人奴を結成。以来三味線を伴奏に、歌舞伎や文楽演目に流行歌を織り込んだ音曲漫才一筋に歩む。戎橋松竹を経て、42年吉本興業入り。60年夫が糖尿病で倒れた後は息子が小やっことして出演した。

受賞
上方漫才大賞(第9回)〔昭和49年〕,上方お笑い大賞(第9回・功労賞)〔昭和55年〕

没年月日
平成16年 3月25日 (2004年)

家族
父=三日月 太郎(義太夫・漫才),夫=塚本 やっこ(漫才師),息子=塚本 小やっこ(漫才師),妹=市松 笑美子(漫才師)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android