市橋長勝(読み)いちはし ながかつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市橋長勝」の解説

市橋長勝 いちはし-ながかつ

1557-1620 織豊-江戸時代前期の武将,大名
弘治(こうじ)3年生まれ。市橋長政叔父織田信長,豊臣秀吉につかえ,天正(てんしょう)15年美濃(みの)(岐阜県)安八郡(あんぱちぐん)今尾城主。関ケ原の戦いで徳川方に属し,慶長15年伯耆(ほうき)(鳥取県)矢橋(やばせ)藩主大坂の陣の功により元和(げんな)2年越後(えちご)(新潟県)三条藩主。4万1300石。元和6年3月17日死去。64歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の市橋長勝の言及

【市橋氏】より

…近世大名。美濃国池田郡市橋郷に住する。織田,豊臣両氏に仕え,長勝は秀吉の下で1万石を領する。秀吉没後,徳川家康に属し,1608年(慶長13)伯耆矢橋2万1300石。のち越後三条4万1300石となるが,20年(元和6)長勝没後,無嗣により領地収公。ただし甥長政が名跡を継承。新たに近江仁正寺(のち西大路と改称)2万石を賦与される。のち3000石分知,以後幕末に至る。当主はおおむね従五位下下総守または伊豆守に叙任。…

※「市橋長勝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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