市田陣屋跡
いちだじんやあと
[現在地名]高森町上市田字大塚林
市田宿の東北に設置された奥州白河藩阿部氏の陣屋。原町陣屋ともいう。
伊那郡内にあった白河藩の飛領地は、現在の高森町市田(牛牧のうち下牛牧は飯田藩領)、飯田市竜江・千代・上久堅の一部、泰阜村(南山村は幕府領)、阿智村のうち駒場(大野を含む)・中関、松川町生田、上伊那郡飯島町田切の一万三千八七四石余で、この陣屋によってその所領を支配した。阿部氏の支配は弘化三年(一八四六)より慶応元年(一八六五)までであった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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