日本歴史地名大系 「市谷上寺町」の解説 市谷上寺町いちがやうえてらまち 東京都:新宿区旧牛込区地区市谷上寺町[現在地名]新宿区市谷長延寺町(いちがやちようえんじまち)・市谷本村町(いちがやほんむらちよう)など左内(さない)坂の通りに面した市谷長延寺門前(裏門前、通りの北東側)・同宗泰寺(そうたいじ)門前・同長龍寺(ちようりゆうじ)門前(通りの南西側)の三ヵ門前の総称。南東は定火消役屋敷、北東は長延寺境内、北西は旗本安藤家の屋敷。西から南は市谷本村町の飛地、宗泰寺・長龍寺・長泰(ちようたい)寺の各境内。総坪数は六二四坪余。長延寺の裏門前町屋は寛永一四年(一六三七)に坪数四四一坪余で町屋建設を願出て許可され、寛文四年(一六六四)に町奉行所支配となった。同じく宗泰寺の門前町屋は承応元年(一六五二)に坪数一〇三坪余で許可され、寛文四年に町奉行所支配となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by