布津木場原遺跡(読み)ふつこばばるいせき

日本歴史地名大系 「布津木場原遺跡」の解説

布津木場原遺跡
ふつこばばるいせき

[現在地名]布津町坂下名 木場原

標高七五―九〇メートルの扇状台地にある弥生時代中期の墓地および製鉄遺跡。早くから壺棺が出土し、また人骨が出るとか火の玉が飛ぶとか言伝えられているところであった。昭和四六年(一九七一)に壺棺が発見されたことから翌年にかけて発掘調査があり、木棺合せ口甕棺・合せ口壺棺などの検出により弥生時代中期の墓地であることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android