帆足計(読み)ほあし けい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「帆足計」の解説

帆足計 ほあし-けい

1905-1989 昭和時代政治家
明治38年9月27日生まれ。昭和19年重要産業協議会事務局長となり,統制経済推進戦後は経済復興会議幹事長などを歴任後,22年参議院議員に当選し,27年社会党から衆議院議員(当選7回)。同年モスクワ,北京訪問,日中貿易協定をむすんだ。平成元年2月3日死去。83歳。大分県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の帆足計の言及

【経済同友会】より

…こうした状況のなかで,1946年3月11日の日本産業協議会(日産協)準備会結成に続き,4月30日に秩父セメント社長諸井貫一をリーダーとする大企業の若手経営者を中心に同友会は組織された。初代の当番幹事は諸井のほか,日産協事務局長郷司浩平,同顧問帆足計。同友会の活動目的は,経済人としての職能的立場から日本経済の進歩と安定に寄与し,会員相互の啓発をはかることにある(定款)。…

【中華人民共和国】より

…52年4月の日華平和条約締結を中華人民共和国政府は日本の敵対行為と激しく非難,これに対して日本政府は〈政経分離〉の方針をとり,貿易と限られた人事往来,文化交流しか認めない方針をとり続けた。
[民間交流]
 民間の交流は,まず52年春に訪中した帆足計ら3人の国会議員が6月に北京で第1次貿易協定を締結して始まった(〈日中貿易〉の項目参照)。53年初めには,中国残留日本人の帰国援助に関する取決めが日本赤十字社と中国紅十字会との間でなされた。…

※「帆足計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android