百科事典マイペディア 「帝国工芸会」の意味・わかりやすい解説 帝国工芸会【ていこくこうげいかい】 ドイツ工作連盟に刺激されて,1926年に結成された産業デザインの振興団体。設立当時の人員が会長から常議員まで総勢124名という初の大規模な組織であり,宮下孝男,六角紫水など当時の主だったデザイナーたちが参加した。富国強兵策に裏付けられた産業デザインの育成と輸出振興を目指し,活動は1943年まで続いた。1927年,機関誌として《帝国工芸》を創刊。〈技術〉と〈科学〉を中心課題として掲げ,デザイナーたちの思想に大きな影響を与え,デザインに関する職能団体の結成を促した。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報