帝王学(読み)テイオウガク

デジタル大辞泉 「帝王学」の意味・読み・例文・類語

ていおう‐がく〔テイワウ‐〕【帝王学】

帝王として必要な態度識見を身につけるための修養

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精選版 日本国語大辞典 「帝王学」の意味・読み・例文・類語

ていおう‐がくテイワウ‥【帝王学】

  1. 〘 名詞 〙 帝王の地位につく者が帝王としてふさわしい素養や見識などを身につけるために行なう修養。
    1. [初出の実例]「この先生を立たしめて、所謂る帝王学(テイワウガク)師範たらしめるに至ったかと思ふと」(出典:駒のいななき(1916)〈巖谷小波一六)

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世界大百科事典(旧版)内の帝王学の言及

【作法】より

… オイル語の世界では,父親が息子に公私両生活の心得を説くという趣向の〈ユルバンの訓戒〉(13世紀),〈食卓の心得〉(13世紀および15世紀)のほか,流行のアレゴリー手法を用い,武勇には気まえよさと礼儀正しさの両翼がありとして,優雅の道を説くラウール・ド・ウダン作《両翼物語》(13世紀前半),騎士叙任の際の心がけを教える《騎士叙任》(13世紀),父親が息子に礼儀作法を教えるロベール・ド・オ作《トレボールの教訓》(1192‐1240)が作られる。さらに,もっと手のこんだものとしては,ロベール・ド・ブロア(13世紀)の,王侯に作法や道徳的教訓を説く《帝王学》,女性に淑徳をすすめる《婦女への訓戒》がある。 宮廷生活での最大の関心事は,すぐれた騎士と才色兼備の貴婦人との恋愛であったから,これを主題にした数多くの宮廷風騎士道物語が,最も効果的な礼儀作法書でもありえた。…

※「帝王学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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