帯刀古墳群(読み)たてわきこふんぐん

日本歴史地名大系 「帯刀古墳群」の解説

帯刀古墳群
たてわきこふんぐん

[現在地名]上里町帯刀

神流かんな川の沖積扇状地、標高七四メートル前後の微高地上に立地し、東西七〇〇メートル・南北九〇〇メートルの範囲に小円墳が散在している。昭和四五年(一九七〇)の分布調査で三二基の古墳が確認され、同五六年から現在までに七基の古墳が発掘調査されている。調査された古墳はいずれも径二〇メートル前後の円墳で、主体部は埼玉県北部から群馬県に分布する両袖式胴張型横穴式石室の形態をもち、石積みには模様積みの技法も確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android