帳中(読み)ちょうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「帳中」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちゅうチャウ‥【帳中】

  1. 〘 名詞 〙 室内に垂れ下げた垂幕にかこわれた中。とばりの中。
    1. [初出の実例]「帳中に、犬子不慮之外に入て有を」(出典:江談抄(1111頃)二)
    2. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

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普及版 字通 「帳中」の読み・字形・画数・意味

【帳中】ちよう(ちやう)ちゆう

とばりの中。〔史記、項羽紀〕項王、則ち夜ちて、帳中に飮す。~乃ち悲歌慷し、自ら詩を爲(つく)る。~歌ふこと數(すうけつ)、美人之れに和す。項王、泣(なみだ)數行下る。

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