常事(読み)ジョウジ

デジタル大辞泉 「常事」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じ〔ジヤウ‐〕【常事】

きまっている事柄
あたりまえのこと。日常のこと。
「視る者は―として怪まざるに於ては」〈魯庵・「破垣」に就て〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常事」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じジャウ‥【常事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 定まっている事柄。変わらない事。
    1. [初出の実例]「常事笏紙者令於随身也」(出典:後二条師通記‐応徳三年(1086)九月七日)
    2. [その他の文献]〔書経‐立政〕
  3. 日常の事柄。ふだんのこと。
    1. [初出の実例]「俄に警鐘を連打しければ常事ならずと察する内に」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔晉書‐何遵伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「常事」の読み・字形・画数・意味

【常事】じようじ

日常の事。

字通「常」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android