帽子掛(読み)ぼうしかけ

精選版 日本国語大辞典 「帽子掛」の意味・読み・例文・類語

ぼうし‐かけ【帽子掛】

〘名〙
江戸時代女形俳優がはじめて野郎帽子をかぶるとき行なった祝いの行事帽子披露。
洒落本・南遊記(1800)三「袖つめ、鉄漿(かね)付、帽子(ボウシ)かけの蒸物は此お寺に絶えず」
② 帽子をかけておくための具。
※続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉冬「帽子掛に歯朶(しだ)余りを祝ひけり〈左川〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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