帽子掛(読み)ぼうしかけ

精選版 日本国語大辞典 「帽子掛」の意味・読み・例文・類語

ぼうし‐かけ【帽子掛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代女形俳優がはじめて野郎帽子をかぶるとき行なった祝いの行事帽子披露。
    1. [初出の実例]「袖つめ、鉄漿(かね)付、帽子(ボウシ)かけの蒸物は此お寺に絶えず」(出典洒落本・南遊記(1800)三)
  3. 帽子をかけておくための具。
    1. [初出の実例]「帽子掛に歯朶(しだ)余りを祝ひけり〈左川〉」(出典:続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉冬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android