幟仁親王(読み)タカヒトシンノウ

デジタル大辞泉 「幟仁親王」の意味・読み・例文・類語

たかひと‐しんのう〔‐シンワウ〕【幟仁親王】

[1812~1886]有栖川ありすがわ韶仁つなひと親王の第1王子。明治天皇書道歌道師範を務めた。

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精選版 日本国語大辞典 「幟仁親王」の意味・読み・例文・類語

たかひと‐しんのう‥シンワウ【幟仁親王】

  1. 有栖川宮第八世。韶仁(つなひと)親王第一皇子。幕末朝政に参与し、国事御用掛、明治維新後、議定官、神祇事務総督、神道教導職総裁、皇典講究所総裁等を歴任。家伝の和歌・書道を能くし、額字法・諷誦願文切紙の秘法を伝え、明治天皇の書道御師範、歌道御師範をつとめた。文化九~明治一九年(一八一二‐八六

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朝日日本歴史人物事典 「幟仁親王」の解説

幟仁親王

没年:明治19.1.24(1886)
生年:文化9.1.5(1812.2.17)
幕末維新期の親王。有栖川宮韶仁親王の子。文政5(1822)年光格上皇の猶子となり,翌年,親王宣下。書道,歌道に優れ,祐宮(明治天皇)の師範となった。元治1(1864)年,子息有栖川宮熾仁親王と共に国事御用掛となるが,禁門の変後,長州藩内通の嫌疑を受けて罷免され,参朝停止および他人面会・他行禁止となる。慶応3(1867)年,国事御用掛に復任するが,政争への関与を嫌って直ちに辞退。維新後は,おもに神祇関係の要職を歴任した。<著作>『幟仁親王日記』全4巻<参考文献>『幟仁親王行実』

(箱石大)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「幟仁親王」の解説

幟仁親王 たかひとしんのう

有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみや-たかひとしんのう)

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367日誕生日大事典 「幟仁親王」の解説

幟仁親王 (たかひとしんのう)

生年月日:1812年1月5日
江戸時代;明治時代皇族。明治天皇の習字師範
1886年没

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