幡山古墳群(読み)はたやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「幡山古墳群」の解説

幡山古墳群
はたやまこふんぐん

[現在地名]常陸太田市幡町 幡山

多賀山脈の一部が常陸太田市長谷はせ町に延び、その支谷と里川の間に作られた舌状台地にある。幡古墳群ともいう。市指定史跡。この台地の南端には縄文前期の森東もりひがし貝塚があるほか、横穴群が台地斜面のいたるところに発見される。

古墳群は幡台地の南端、台地中央部および田渡たわたりの近くに分布する十数基の古墳からなり、南側斜面に線刻画のある幡横穴群がある。台地中央部には前方後円墳一基のほか円墳一二基がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android