デジタル大辞泉 「平和宮」の意味・読み・例文・類語 へいわ‐きゅう【平和宮】 《Vredespaleis》オランダ南西部の都市ハーグにある宮殿。市街中心部のビネンホフに位置する。1899年にハーグで開かれた万国平和会議を機に、米国のA=カーネギーの寄付によって建造され、1913年に完成。国際司法裁判所、常設仲裁裁判所、ハーグ国際法アカデミーが置かれる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「平和宮」の解説 へいわきゅう【平和宮】 オランダの南ホラント州のデンハーグ(Den Haag)にある、国連の常設機関である国際司法裁判所が置かれている建物。高い時計台と2つの尖塔がある。1899年、この町で開かれた万国平和会議でハーグ陸戦条約が採択されたことから、アメリカの実業家アンドリュー・カーネギー(1835~1919年)の資金により建設が始まり、1913年に完成した建物である。内部は各国から寄贈された家具や装飾品で飾られていて、見学者のためのガイドツアーが用意されている。なお、この建物には国際司法裁判所のほか、常設仲裁裁判所、ハーグ国際法アカデミー、図書館、カーネギー財団などが入っている。建物の背後には美しい庭園がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報