平居(読み)へいきょ

精選版 日本国語大辞典 「平居」の意味・読み・例文・類語

へい‐きょ【平居】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つねひごろ。平生。また、常にいる所。ふだんいる所。
    1. [初出の実例]「不分将去、平居引酒盃」(出典:菅家文草(900頃)二・老苔)
    2. 「一の勝鬘(かつら)を作り、人に対し戸を出るの時に冠せしめ、平居は脱して其健康を保せしむる可也」(出典:明六雑誌‐二一号(1874)女飾の疑〈阪谷素〉)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐斉策・閔王〕
  3. からだを楽にしてすわること。あぐらをかくこと。
    1. [初出の実例]「信範卿在小板敷、余参上時降地平居、余著座了」(出典:玉葉和歌集‐承安二年(1172)五月一五日)

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普及版 字通 「平居」の読み・字形・画数・意味

【平居】へいきよ

平生。清・徐枋〔懐旧、長句一千四百字〕詩 居懷して、(しやうきやう) 五十年、掌(たなごころ)を反(かへ)すに似たり 耆(ききう)、今に於て一の存する無し として、ほ想ふに堪へたり

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