精選版 日本国語大辞典 「掌」の意味・読み・例文・類語
た‐な‐ごころ【掌】
〘名〙 (「手の心」の意)
※書紀(720)神代上(兼方本訓)「其の瓊(に)の端を囓(か)みて、左の掌(タナココロ)(別訓 たなうら)に置きて」
② 「たなごころ(掌)の中(うち)」の略。
しょう シャウ【掌】
〘名〙
① てのひら。たなごころ。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)四「地のたいらかなること、掌(シャウ)(〈注〉タナココロ)のごとし」
③ つかさどること。また、その人や職。〔日誌必用御布令字引(1868)〕
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