(読み)しょう

精選版 日本国語大辞典「掌」の解説

しょう シャウ【掌】

〘名〙
① てのひら。たなごころ
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)四「地のたいらかなること、掌(シャウ)(〈注〉タナココロ)のごとし」
② 明治の太政官制度の官職名の一つ。各官省に設置された判任官で、書類を上達し使部を取り締まった。その所属官省によって官掌省掌・職掌・院掌・校掌・台掌・坊掌などの別があった。
③ つかさどること。また、その人や職。〔日誌必用御布令字引(1868)〕

た‐な‐ごころ【掌】

〘名〙 (「手の心」の意)
① 手のうちがわ。物をうけ支え、にぎりこむところ。手のひら。たなうら。たなうち。たなそこ。
※書紀(720)神代上(兼方本訓)「其の瓊(に)の端を囓(か)みて、左の掌(タナココロ)(別訓 たなうら)に置きて」
※雑俳・柳多留‐八(1773)「大門の内はたいこのたなごころ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「掌」の解説

しょう【掌】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]たなごころ たなうら てのひら つかさどる
てのひら。「掌握掌中合掌熊掌ゆうしょう落掌
職務として担当する。つかさどる。「管掌兼掌車掌職掌分掌
手に持つ。「鞅掌おうしょう
[名のり]なか
[難読]仙人掌サボテン掌侍じょう

た‐な‐うら【掌】

《手の裏の意》てのひら。たなごころ。たなうち。
「―の内にこがねの大殿をつくらむといふとも」〈宇津保・忠こそ〉

た‐な‐ごころ【掌】

《手の中心の意》てのひら。手の裏。たなうら。
[類語]手の平手の裏手の内平手手の甲

しょう〔シヤウ〕【掌】

てのひら。たなごころ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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