平業盛(読み)たいらのなりもり

朝日日本歴史人物事典 「平業盛」の解説

平業盛

没年:元暦1.2.7(1184.3.20)
生年仁安3(1168)
平安末期の武将歌人。中納言平教盛の3男。長兄通盛,次兄教経。従五位下蔵人大夫と称された。寿永2(1183)年平氏一門と共に都を落ちて西走,元暦1(1184)年一の谷の戦で兄と共に山ノ手大将軍として奮戦するが,源義経軍の常陸国の住人土屋五郎重行兄弟に討ち取られる。17歳。<参考文献>安田元久平家群像

(正木喜三郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平業盛」の解説

平業盛 たいらの-なりもり

1168?-1184 平安時代後期の武将。
仁安(にんあん)3年?生まれ。平教盛(のりもり)の3男。寿永2年平氏一門とともに都落ちして,3年2月7日一ノ谷の戦いで敗死した。17歳?通称は蔵人大夫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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