平沼吹上遺跡(読み)ひらぬまふきあげいせき

日本歴史地名大系 「平沼吹上遺跡」の解説

平沼吹上遺跡
ひらぬまふきあげいせき

[現在地名]沼津市平沼

平沼集落西方にある縄文時代の集落遺跡。愛鷹あしたか山南麓の末端部が根古屋ねごや街道沿いで浮島うきしま沼に埋没する比較的緩やかな傾斜丘陵上を占め、集落の営まれた縄文時代前期初頭には海進によって丘陵の直下に海岸線があったものと思われる。標高は三五―三九メートルで、東西七〇メートル・南北五〇メートルの広がりをもつ。昭和五七年(一九八二)圃場整備事業に伴い発掘調査が実施された。縄文前期初頭の住居跡は七棟が確認されているが、一号・四号・六号住居跡は主軸を北に向けているのに対して、二号・三号・七号住居跡は北東、五号住居跡は西と規則性が認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む