平野町三丁目(読み)ひらのまちさんちようめ

日本歴史地名大系 「平野町三丁目」の解説

平野町三丁目
ひらのまちさんちようめ

[現在地名]東区平野町三―四丁目

平野町二丁目の西にあり、中橋なかばし筋少し西より丼池どぶいけ筋を経て心斎橋しんさいばし筋まで。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数四〇・役数五一役で、うち町内北組惣会所分・年寄分・会所分各一役が無役。年寄は和泉屋忠右衛門。惣会所は四七〇坪で、八〇坪が会所建家、惣代七人と会所守が各二三坪ずつの屋敷地を有した(国立史料館蔵土屋家文書)。宗旨組合は平野町一丁目に同じ。延享版「難波丸綱目」は両替仲間・江戸飛脚・紙屋仲買三郷組・矢師・捻針師・検校各一、弓師四を載せ、「大阪両替手形便覧」には二名、「新刻浪華人物誌全」に医師高一斎がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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