平鍋村
ひらなべむら
[現在地名]北川村平鍋
小島村の北東、高善森の東南麓に位置する村で、集落は奈半利川右岸に日浦、左岸に影がある。北川村の枝村。源義経の家臣佐藤某が開拓したと伝え、今も佐藤様とよぶ祠を祀る。戦国時代には平鍋民部なる武将が居を構えていた。
天正一五年(一五八七)の北川之村地検帳は「是ヨリ平鍋村」として一七筆、「川ヨリ北路窪村」一二筆、「西之村」二〇筆を記し、総地積二町六反二六代二歩。うち切畑は九反で、作物は芋と稗、蕎麦畑も一〇代ある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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