日本歴史地名大系 「奈半利川」の解説
奈半利川
なはりがわ
徳島県境にある
流域の年間降水量は三〇〇〇ミリを超え、魚梁瀬杉に代表される山林資源を育ててきた。この地の良材は社寺や城郭の用材に望まれ、長宗我部元親以来中央政権への貢献品とされた。また御用商人の手で搬出されて藩庫を潤した。河口の港を挟んで奈半利と田野が繁栄を競ったのも、奈半利川がそうした木材や保佐木を流送するルートになったからである。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
徳島県境にある
流域の年間降水量は三〇〇〇ミリを超え、魚梁瀬杉に代表される山林資源を育ててきた。この地の良材は社寺や城郭の用材に望まれ、長宗我部元親以来中央政権への貢献品とされた。また御用商人の手で搬出されて藩庫を潤した。河口の港を挟んで奈半利と田野が繁栄を競ったのも、奈半利川がそうした木材や保佐木を流送するルートになったからである。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
高知県南東部の安芸(あき)山地を南下して土佐湾に注ぐ川。延長55キロメートル。源流は馬路(うまじ)村魚梁瀬(やなせ)の千本山付近で、上・中流は曲流峡谷を形成。流域は年降水量3000~4000ミリメートルの多雨地で、林業地として知られる。近世には藩政林、近代には国有林が集積し、魚梁瀬スギの産地で有名。木材の搬出方法も筏(いかだ)流し、森林鉄道からトラック輸送とかわった。流量の多い急流で、第二次世界大戦後、電源開発も進み、魚梁瀬をはじめ多くのダムが建設された。流域の人口減少も著しいが、ユズの栽培なども盛んである。北川森林センターなどの保養施設や千本山の天然すぎ学術保護林もある。
[大脇保彦]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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