平頭の病(読み)へいとうのやまい

精選版 日本国語大辞典 「平頭の病」の意味・読み・例文・類語

へいとう【平頭】 の 病(やまい)

  1. 歌学用語で、歌病(かびょう)一つ上の句下の句の始めが同字であるもの。たとえば「むかしより絶えぬ煙のさびしきはむろの八嶋の冬の夕暮」の「むかし」の「む」と「むろ」の「む」の類。平頭病(へいとうびょう)平頭
    1. [初出の実例]「病の事は、平頭の病はくるしからず。声韻の病は必ずさらまほしく候」(出典:毎月抄(1219))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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