年取(読み)としとり

精選版 日本国語大辞典 「年取」の意味・読み・例文・類語

とし‐とり【年取】

〘名〙
数え年制度で、新年を迎えて一歳年をとること。年齢が加わること。加年加齢
大晦日、または節分の夜、一つ年をとる祝いに行なう儀式。また、その日。年越し。《季・冬》
甲陽軍鑑(17C初)品三「地の侍ども、年取用意に皆里へ下りて」

とし‐と・る【年取】

〘自ラ五(四)〙 年を重ねる。新年を迎える。また、老いる。年を取る。
浮世草子世間胸算用(1692)四「年とりかぬる事のかなしさに、いのちを捨て」
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「年加(トシト)った親に何時までも心配懸けて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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