幸す(読み)コウス

デジタル大辞泉 「幸す」の意味・読み・例文・類語

こう・す〔カウす〕【幸す】

[動サ変]天皇法皇上皇が外出する。行幸する。
「一人聖体、…諸州に―・し」〈高野本平家・一〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「幸す」の意味・読み・例文・類語

こう‐・すカウ‥【幸】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙 天皇が外出する。行幸する。
    1. [初出の実例]「車駕幸宇智郡」(出典続日本紀‐文武二年(698)二月丙申)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙 寵愛する。かわいがる。対象女性の場合が多い。
    1. [初出の実例]「毀従四位下矢代女王位記、以先帝而改上レ志也」(出典:続日本紀‐天平宝字二年(758)一二月丙午)

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