幸津庄・幸津新庄(読み)さいつのしよう・さいつのしんしよう

日本歴史地名大系 「幸津庄・幸津新庄」の解説

幸津庄・幸津新庄
さいつのしよう・さいつのしんしよう

両庄とも太宰府天満宮安楽寺荘園で、幸津庄は天満神社一帯、同新庄は現幸津町集落の北部、新庄天満宮跡一帯に比定される。

天満宮安楽寺草創日記(大宰府神社文書)

<資料は省略されています>

とあるように、永保三年(一〇八三)、安楽寺内浄土寺東堂に寄進されたものである。正応五年(一二九二)の「惣田数注文」(河上神社文書)に「勅免分」として「幸津庄五十丁二反 同新庄五十五丁」、観応三年(一三五二)の安楽寺領注進目録(大宰府神社文書)の「肥前国一円」中に「幸津庄 同新庄」、享徳三年(一四五四)の御祭田楽酒直支配(大宰府神社文書)にも「幸津御庄、幸津新庄」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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