コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鍋島氏 なべしまうじ

4件 の用語解説(鍋島氏の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鍋島氏
なべしまうじ

藤原秀郷の後裔秀清の子孫。安土桃山時代以来肥前国佐嘉郡の大名。初め肥前龍造寺氏に仕えたが,天正 18 (1590) 年直茂のとき,主家の龍造寺政家を隠退させ,その子高房の後見となって勢威を張った。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

鍋島氏【なべしまうじ】

近世の大名。肥前(ひぜん)鍋島より興り,竜造寺氏の家臣として勢力をたくわえ,直茂は竜造寺隆信の戦死(1584年)後にその子政家の後見となって,その勢力は主家を圧倒(鍋島騒動)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

なべしまうじ【鍋島氏】

近世大名。佐賀藩主。肥前国佐賀郡本庄村の土豪に出自する。竜造寺隆信が領域を拡大する過程で鍋島直茂も寄与した。竜造寺隆信が1584年(天正12)島原で敗死したことにより竜造寺家中での実権を掌握する。嫡子勝茂の代には家中への知行配分状発給や三部上地(家臣の知行地の30%上知),藩法制定,支藩の創設などによって藩体制の基礎を確立する。なかでも小城(おぎ),蓮池,鹿島の3支藩の創設は,鍋島氏の支配体制を領内では固め,江戸幕府との関係では奉公を推進するものとなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鍋島氏
なべしまうじ

肥前(ひぜん)佐賀藩主の家系に連なる一族。藤原秀郷流(ふじわらのひでさとりゅう)少弐(しょうに)氏の子孫とも伝えられる。北九州の豪族龍造寺(りゅうぞうじ)氏の家臣として、16世紀中ごろより頭角を現す。龍造寺隆信(たかのぶ)に仕えた鍋島直茂(なおしげ)は、大友(おおとも)・有馬(ありま)らとの抗争で戦功をあげ、1584年(天正12)の隆信戦死後は、その子政家(まさいえ)を補佐した。一方、九州に支配を広げた豊臣秀吉(とよとみひでよし)とも独自に誼(よしみ)を通じて、豊臣氏直轄領長崎の代官に任じられるなど重用され、朝鮮侵略に際しては、加藤清正(かとうきよまさ)とともに先鋒(せんぽう)を務めた。1590年に政家が隠居するとともに、直茂はその子高房を補佐し、事実上は支配の実権を握った。さらに直茂の子勝茂(かつしげ)は、龍造寺家の断絶によってその家督を継ぎ、佐賀藩35万7000石余を名実ともに領するに至った。支藩として、小城(おぎ)藩(7万3000石余)、蓮池(はすのいけ)藩(5万2000石余)、鹿島(かしま)藩(2万石)が分出した。明治に至り、侯爵、支藩は子爵となった。[池 享]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の鍋島氏の言及

【佐賀藩】より

…肥前国(佐賀県)佐賀に藩庁を置いた外様大藩。戦国期に肥前地域は竜造寺隆信が一応支配したが,1584年(天正12)の島原での敗死により,竜造寺氏から鍋島氏へと実権が移った。鍋島直茂は実権確立に際して豊臣秀吉や徳川家康との関係を強め,統一権力の力を利用しながら領内の統御を進めた。…

【大名】より

…宗氏は1万石余であるが対馬1国を領有するし,朝鮮との外交関係があったので10万石格の国主の扱いを受けた。 これに准ずる大名,領地高の多い大名は,伊達氏(陸奥仙台62万石余),細川氏(肥後熊本54万石),鍋島氏(肥前佐賀35万石余),藤堂氏(伊勢安濃津32万石余),松平氏(越前福井32万石),有馬氏(筑後久留米21万石),佐竹氏(出羽秋田20万石余),松平氏(出雲松江18万石余),柳沢氏(大和郡山15万石余),上杉氏(出羽米沢15万石)の10家で,合計20家の国主大名が存在した。 ただし1ヵ国を領有する酒井氏(若狭12万石余で小浜に住する),松浦氏(壱岐等6万石余,肥前平戸),稲垣氏(志摩等3万石,鳥羽)の3家は,領地高が多くないので国主としない。…

【肥前国】より

…ところが有馬氏を討つため島原半島に上陸した隆信は,島津・有馬連合軍との合戦で84年3月戦死した。竜造寺氏の勢力は衰退し,代わって鍋島氏,松浦氏,大村氏,有馬氏などが戦国大名として肥前国の覇を争うことになった。
[キリシタン大名]
 1550年(天文19)6月ポルトガル船が平戸に入港したのを契機として,肥前国各地(主として現在の長崎県下)にヨーロッパ船が入港し,戦国大名との間で貿易を行い,鉄砲をはじめとする新兵器を提供した。…

※「鍋島氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

鍋島氏の関連キーワード佐賀県佐賀市本庄町鹿子佐賀県佐賀市本庄町正里佐賀県佐賀市本庄町末次佐賀県佐賀市本庄町袋佐賀県佐賀市本庄町本庄佐賀県佐賀市大和町久池井大塚克忠鍋島清房鍋島直賢鍋島治茂

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

鍋島氏の関連情報