幼沖(読み)ヨウチュウ

デジタル大辞泉 「幼沖」の意味・読み・例文・類語

よう‐ちゅう〔エウ‐〕【幼沖/幼×冲】

[名・形動]《「沖」「冲」は、おさない意》おさないこと。また、そのさま。幼少。
「七代将軍―にして死去す」〈田口卯吉・日本開化小史〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幼沖」の意味・読み・例文・類語

よう‐ちゅうエウ‥【幼沖】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「沖」は、いとけないの意 ) おさないこと。幼少。
    1. [初出の実例]「群臣奏曰、今皇帝幼沖、万機大政猶宜陛下総一レ之」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一四)
    2. [その他の文献]〔書経‐大誥〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幼沖」の読み・字形・画数・意味

【幼沖】よう(えう)ちゆう

幼少。沖も幼い意。〔書、大誥〕弗弔(ふしゆく)(不淑)なる天、(がい)(害)を我が家し、少しくも(ゆる)めず。洪(おほ)いに惟(こ)れ我が幼沖人、無疆(むきやう)の大を嗣(つ)げり。

字通「幼」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android