幽室(読み)ゆうしつ

精選版 日本国語大辞典 「幽室」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しつイウ‥【幽室】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 奥まってうす暗いへや。
    1. [初出の実例]「幽室浮沈無短晷、陰居隣里有余光」(出典本朝麗藻(1010か)下・閑中日月長〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔礼記‐仲尼燕居〕
  3. 牢獄
    1. [初出の実例]「たとひ罪人とならずとも此心ありたし、況や幽室の人に於てをや」(出典:吉田松陰宛黙霖書簡‐安政三年(1856)八月某日)
    2. [その他の文献]〔王守仁‐獄中詩・不寐〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽室」の読み・字形・画数・意味

【幽室】ゆうしつ

幽深の室。

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