日本歴史地名大系 「広大寺池」の解説 広大寺池こうだいじいけ 奈良県:奈良市都南地区池田村広大寺池[現在地名]奈良市池田町・今市町池田(いけだ)町東方にある大池。「古事記」「日本書紀」記載の和珥(わに)池と伝え、また推古天皇時代に築かれたともいう。光台寺池とも書く。文治二年(一一八六)の大和池田庄丸帳(根津文書)に「細井池」「香台寺ノ池」とある。また弘法大師が稗田(ひえだ)(現大和郡山市)の農民を救うために築造したともいい、「稗田の池」として古来、水利権は稗田村が支配した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by