事典 日本の地域ブランド・名産品 「広島仏壇」の解説
広島仏壇[仏壇・仏具]
ひろしまぶつだん
広島市などで製作されている。古くから浄土真宗が盛んな広島では、門徒を対象とした仏壇製造がおこなわれていたが当初は未成熟なものであった。江戸時代初期の1619(元和5)年、紀州から浅野長晟が広島藩主として移封になった時、金具細工師や檜物細工師・塗師などの技術が持ち込まれた。その後、僧の敦高が京都・大阪で高度な製造技術を学んで帰り、広島仏壇の技術・技法の確立をみた。塗りの技術に定評がある。1978(昭和53)年2月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報