広嶺山(読み)ひろみねさん

日本歴史地名大系 「広嶺山」の解説

広嶺山
ひろみねさん

[現在地名]姫路市広嶺山

飾東しきとう郡に所属。広嶺山(三一二・一メートル)一帯をさし、南は白国しらくに村・平野ひらの村。元禄郷帳・天保郷帳などでは広嶺山として高付されている。山頂一帯に広峯ひろみね神社が鎮座し、かつては多くの摂社・末社があり、山上集落が発達していた。「姫路市町名字考」によると、天禄(九七〇―九七三)頃に広嶺山と書き、のち広峰山の文字を用いたが、大正六年(一九一七)に広嶺山に復したという。慶長六年(一六〇一)の姫路城主池田照政(輝政)の定書(肥塚文書)では、広嶺山の山林・竹木の伐採が禁止されるなどしており、殺生禁断の地として江戸時代を通して広峯神社領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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