広瀬地蔵山墓地跡(読み)ひろせじぞうやまぼちあと

日本歴史地名大系 「広瀬地蔵山墓地跡」の解説

広瀬地蔵山墓地跡
ひろせじぞうやまぼちあと

[現在地名]山添村大字広瀬 地蔵山

中世から近世の経塚と墓地。北流する名張なばり川を望む丘陵の先端に立地したが、県道の拡幅工事のため昭和六〇年(一九八五)事前調査を行ったところ、次のことが判明した。

まず一二世紀後半から一三世紀前半にかけて経塚二基が築かれる。一号経塚は六角形の石囲いの中から瓦器経筒、火打金、中国銭九枚が、二号経塚から土師器経筒が出土している。一四世紀中頃から一六世紀前半にかけて火葬墓二〇基が築かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android