20世紀日本人名事典 「広瀬孝六郎」の解説
広瀬 孝六郎
ヒロセ コウロクロウ
昭和期の衛生工学者 東京大学名誉教授。
- 生年
- 明治32(1899)年9月23日
- 没年
- 昭和39(1964)年11月3日
- 出生地
- 愛媛県
- 旧姓(旧名)
- 奥田
- 学歴〔年〕
- 東京帝大工学部土木工学科〔大正12年〕卒,東京帝大医学部〔昭和5年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士,工学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 日本水道協会長賞,保健文化賞
- 経歴
- 東大医学部衛生学教室から工学部に移り助教授。外国留学後、昭和13年厚生技師、17年東大教授となり土木工学第4講座(衛生工学)を担当、厚生科学研究所教授を併任。22年公衆衛生院衛生工学部長、33年東北大教授を併任。35年名誉教授。衛生工業協会会長、工業用水審議会会長、内閣原子力委員会専門委員などを務めた。衛生工学の確立者で、上水道の砂濾過理論の研究は有名。著書に「都市上水道」「都市下水道」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報