日本歴史地名大系 「庄ヶ久保横穴群」の解説 庄ヶ久保横穴群しようがくぼよこあなぐん 神奈川県:中郡大磯町国府本郷村庄ヶ久保横穴群[現在地名]大磯町国府本郷 庄ヶ久保国府本郷(こくふほんごう)の東北の万台(ばんだい)から南方に延びる三つの尾根中最西の尾根の中ほどにある。東側山腹・裾の軟質泥岩層を掘込んで一列に並ぶ九穴からなり、すべて開口している。内部の構造はそのほとんどが断面アーチ形で、玄室と羨門との区別のない最末期のものである。八号穴奥壁・左壁の二面に線刻があり、奥壁のものは大小の円五個で人物像らしく、左壁のものは中央に冠を施した人物とその左右に丸顔・角顔の人物像を配置したもので三尊像を模したものと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by