大磯町(読み)オオイソマチ

デジタル大辞泉 「大磯町」の意味・読み・例文・類語

おおいそ‐まち〔おほいそ‐〕【大磯町】

大磯

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日本歴史地名大系 「大磯町」の解説

大磯町
おおいそまち

面積:一七・二三平方キロ

県央南部、中郡東部に位置する。南は相模湾に面し、東は花水はなみず川を隔てて平塚市、西は二宮町と接する。北は西より鷹取たかとり山・しろ山・代官だいかん山・坂田さかた山・王城おうじよう山・高麗こま山など大磯山塊の丘陵地帯で、町は東西に長く広がり、中心は国鉄大磯駅と国道一号沿いの平坦地。中・近世を通じ海陸の交通の要衝で、とくに江戸時代には東海道五十三次第八駅として発展した。


大磯町
おおいそちよう

[現在地名]寿都郡寿都町字大磯町

明治一四年(一八八一)より同三三年まで存続した町。寿都市街の東部にあたり、寿都港がある。明治一四年七月、中歌なかうた村の一部が割かれて大磯町が置かれた(「事業略記」・郡区沿革表)。同二四年調の「徴発物件一覧表」では戸数一七一、男八〇八・女五四四、官廨二、倉庫六一、厩一、艀漁小廻船一八四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大磯町」の意味・わかりやすい解説

大磯〔町〕
おおいそ

神奈川県南部,相模湾に面する町。大磯丘陵大部分を占める。 1889年町制。 1954年国府町合体地名小石の多い浜続きの地形に由来する。中心地区の大磯は古くからの宿駅港町で,近世も東海道の宿場町,江戸-大坂廻船の寄港地としてにぎわった。現在は漁港がある。海岸寄りの鴫立沢 (しぎたつさわ) には西行ゆかりの鴫立庵がある。西部の海岸段丘上には平安時代末期に相模国の国府がおかれていた。温暖な気候と白砂の浜に恵まれ,1885年日本最初の海水浴場が開かれた。 87年東海道本線が東京から延び,保養地,高級別荘地となる。第2次世界大戦後,首都圏の拡大に伴い,宅地化が進む。海水浴客も多く,大磯ロングビーチなどのレジャー施設がある。国道1号線が通り,大磯西インターチェンジで西湘バイパスと接続。小田原厚木道路のインターチェンジがある。面積 17.18km2(境界未定)。人口 3万1634(2020)。

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