床敷き(読み)とこしき

精選版 日本国語大辞典 「床敷き」の意味・読み・例文・類語

とこ‐しき【床敷・褥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 座敷などに敷く物。しきもの。しとね。
    1. [初出の実例]「諸の服用(き)る所の、金銀珠玉(たま)紫錦繍綾及び氈褥(おりかもトコシキ)冠帯并て種々雑色の類(たくひ)服用ること各差有れ」(出典日本書紀(720)天武一〇年四月(北野本訓))
  3. 船の床板船床に敷く板。
    1. [初出の実例]「新しき舟つくらせて、好色丸と名を記し〈略〉床敷(トコシキ)うちには太夫品定のこしばり」(出典:浮世草子好色一代男(1682)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android