デジタル大辞泉 「氈褥」の意味・読み・例文・類語 せん‐ぞく【×氈×褥】 《「ぞく」は「じょく」の直音表記》毛織りの敷物。「―料にこそはならめ」〈枕・一〇三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「氈褥」の意味・読み・例文・類語 せん‐じょく【氈褥】 〘 名詞 〙 毛織りの敷物。せんぞく。[初出の実例]「荒村雨気鎖二岡巒一、痴坐撫レ髯氈褥寒」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)一・柏原山寺冬雑題十六首)[その他の文献]〔白居易‐酬鄭侍御多雨春空過詩詩〕 せん‐ぞく【氈褥】 〘 名詞 〙 =せんじょく(氈褥)[初出の実例]「かかる雨にのぼり侍らば、足がたつきて、いとふびんにきたなくなり侍りなんといへば、など、せんぞく料にこそはならめといふを」(出典:枕草子(10C終)一〇三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例